海を越え

なでしこジャパンの優勝にわく今日はアメリカの話題です。

今田人形の館にて行われている、アメリカミズーリ大学の学生の皆さんの稽古をのぞかせていただきました。
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学生の皆さんは、飯田市に伝統人形芝居(人形浄瑠璃)の体験研修を主にさまざまな文化にふれに、やってきているそうです。

ホームステイをし、週に二回の人形芝居の稽古。
高校で書道をしたり、風越山に登山をしたり、大平宿でキャンプをしたりし、1ヶ月ほど過ごし・・・

人形芝居の稽古の成果がいいだ人形劇フェスタで発表されます。
http://festa.iida-puppet.com/?eid=409156

まずは、『伊達娘恋緋鹿子』火見櫓の段の口上。
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とざいと~ざい・・・

お七がそそっと登場
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指導をつとめる木下文子さんが見守ります。
来日して、3週間ほどとのことですが、曲に合わせて、すっすと演技をしています。
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櫓をのぼりきり、半鐘を打ち鳴らすお七。
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一回通しが終わった後、指導が入ります。
見せ場である櫓を上るお七に迫力が足りない様子。
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日本語が堪能な学生の方が通訳をしながら、物語をつかんでいきます。

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「お七はどうですか」とうかがったところ、「さみしい物語だ」とのこと。

2回通し、次は『日高川入相花王』渡場の段。
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とざいと~ざい・・・文楽米人形劇団!
レスリーが「赤コーナー○○~」っと名前を呼んだ時のように口笛が飛びます。

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うお~いっ、眠いなぁ。うるさいのは誰だ?と船頭さん
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はやくここを渡してくださいな、と清姫ちゃん
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この後姿のお三人は語りを稽古中。女性が清姫ちゃん、男性が船頭さん
台本にはひらがながふってあります。
母音が続く言葉は発音しずらいそうです。

「たとえこの身は 川の水のも くずと なるとても、 憎しと思うこの一念、 はらさで おくべきか」

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ああ~、いとしい安珍様に裏切られた、うらめしいっと鬼の角を生やし、蛇になって日高川を泳ぐ清姫ちゃん
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清姫もお七もとんでもないパワーを発揮していますが、彼らはどう見ているのでしょうか。


とても熱心な稽古で、歌舞伎や人形芝居に関わるものとしては嬉しさを感じないではいられませんでした。
数年前から毎年やってきているミズーリ大学の方々ですが、なかにはこの体験の後日本での暮らしを選んだ方もいるそうです。

今年のフェスタは8月4日~7日。5日から連日「文楽米人形劇団」は講演をするようです。
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by shimojokabuki | 2011-07-18 20:00 | 伊那谷の人形芝居

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